2024年6月25日(日本時間)に発表されたWhat's Newの記事についてまとめた。公式リリース内容を見て記事内容が正しいか確認することをおすすめする。
AWS B2B Data Interchange announces automated 999 acknowledgements for healthcare transactions - AWS
結論
AWS B2B Data Interchangeがこのたび、X12 EDI (Electronic Data Interchange) ヘルスケアトランザクションの自動化された 999 機能的確認応答を生成するようになった。これにより、HIPAA (Health Insurance Portability and Accountability Act) の準拠性を維持しつつ、取引先への 999 確認応答の配信を自動化できるようになった。
内容
対象サービスの概要
AWS B2B Data Interchangeは、イベントドリブンなEDIワークフローの構築と実行を支援するAWSのサービスである。
主な変更点
- AWS B2B Data Interchangeが、X12 EDIヘルスケアトランザクションの 999 機能的確認応答を自動生成するようになった
- 生成された 999 確認応答はAmazon S3に保存され、Amazon EventBridgeイベントが発行される
- これらのイベントを使って、AWS Transfer Familyなどを使って取引先にSFTPで確認応答を自動的に送信できる
- X12バージョン5010のHIPAA対象トランザクションには 999 X231 確認応答が、その他のヘルスケアX12トランザクションには 999 確認応答が生成される
今回の変更で嬉しいこと
- HIPAA準拠を維持したまま、999 確認応答の配信を自動化できるようになった
- 確認応答の生成、保存、送信が自動化されるため、手動作業が不要になる
- AWS B2B Data Interchangeの機能が拡充され、EDIワークフローの構築がさらに容易になった
まとめ
AWS B2B Data Interchangeの新機能により、ヘルスケアEDIトランザクションの 999 確認応答の自動生成と配信が可能になった。これによりHIPAA準拠を維持しつつ、EDIワークフローの効率化が図れるようになった。AWS B2B Data Interchangeを活用することで、EDIシステムの構築と運用がより簡単になると期待できる。
ネタ(会話でWhat's Newを理解しよう)
おぉ、AWSの新機能やんけ。なんか複雑そうやけど、教えてくれへん?
ほな、さっそく説明したろ。AWSのB2B Data Interchangeっていうサービスが、X12のEDI(電子データ交換)の医療関連トランザクションで、自動的に999の機能確認通知を生成してくれるようになったんや。
999の機能確認通知って何やねん?めっちゃ細かいことやないか?
そうやねん。EDIのやりとりで、データを受け取った相手に「受け取りました」って返事をするのが決まりなんや。その返事が999の通知なんや。
へぇ~、そういうルールがあるんやね。で、AWSがそれを自動でやってくれるようになったってことか?
そうそう。これまでは手動でやらなあかんかったけど、AWSのサービスが自動で生成してくれるようになったんや。しかも、その通知はAmazon S3に保存されて、EventBridgeのイベントも発行されるから、自動で取引先に送ることもできるようになったんや。
ほぉ~、めっちゃ便利やんけ。EDIの業務が楽になりそうやな。これで、HIPAA(医療情報の保護法)の遵守もできるし、取引先との連携も楽になるわ。