業務でBedrockを利用したりしていたが、個人アカウントでBedrockを利用する際に申請に困ったためまとめる
Amazon Bedrockとは
基盤モデルを簡単に利用できる機能だと思っている。API経由で呼び出すことで簡単に生成AIアプリケーションを作成することができる。ChatGPTなどは質問したことが基盤モデルの学習に利用されるため、業務利用ではセキュリティ的に問題があるなどと言われる。一方で、Bedrockを利用した会話等は基盤モデルの学習に利用されないため業務利用などにも利用しやすいのではと思う。
Amazon Bedrock は、単一の API を介して AI21 Labs、Anthropic、Cohere、Meta、Mistral AI、Stability AI、および Amazon といった大手 AI 企業からの高性能な基盤モデル (FM) を選択できるフルマネージドサービスで、セキュリティ、プライバシー、責任ある AI を備えた生成 AI アプリケーションを構築するために必要な幅広い機能を提供します。
モデルアクセス管理
Bedrockでは基盤モデルを使用するための許可が必要になるため、まずはその操作をする。以下手順にてモデルアクセス管理ができる。
- Bedrockコンソールの左タブの「モデルアクセス」をクリック
- 現在のリージョンで利用可能な基盤モデル一覧が表示されていることが確認できる
- アクセスが許可されていない場合は「リクエスト可能」と表示される
- アクセスを許可したい基盤モデルの「リクエスト可能」をクリック
- 「モデルアクセスをリクエスト」と表示されるためクリック(下図参照)
- チェックボックスでアクセスを許可するモデルを選択できるため追加で許可したいモデルがあればチェックして、画面下部の「Next」をクリック
- Anthropicの基盤モデルを利用する場合、「Add use case details for Anthropic」とあるとおり会社名やウエブサイトのURLなどの入力が求められる。参考になるかわからないが自分が入力したものを記載しておく。 ※会社には属しているが、個人アカウントで会社名を入力するのは違うと思うため「無所属」として入力
項目 | 入力値 |
---|---|
会社名 | 無所属 |
会社のウェブサイトの URL | https://thaimai.tech/ |
どの業界で事業を行っていますか? | メディアとエンターテインメント |
対象ユーザーは誰ですか | 社内の従業員、外部のユーザー |
ユースケースの説明を入力してください (PII や IP 情報は共有しないでください)。 | 検証 |
- 申請内容、各種利用規約を確認の上、Submitをクリックする
- Model access updates submittedと表示されるため、画面上で利用可能になるまで待機する。
すぐに利用可能になった
自分の場合、申請後すぐに利用可能になった。(申請から3分もたっていないと思う)
メールを確認すると「Claude 3 Haiku (Amazon Bedrock Edition) の AWS Marketplace サブスクリプション」という件名で以下メールが届いていることが確認できた。
Bedrockのモデルアクセスが承認されない場合
以下サイトに記載のとおり、再度申請しなおすことで解決される可能性が高い。
Amazon Bedrock で Anthropic モデルを承認するのにどれくらい時間がかかりますか?
How long does it take to approve Anthropic models on amazon bedrock?
申請情報についてAWSサポートへ問い合わせてみた
モデルアクセスの申請をする際の会社情報等について、個人利用の場合はどのようにするのが良いか問い合わせ中。
サポートへ問い合わせてみたが、技術的質問とのことで回答してもらえなかった。サポートレベルの引き上げが必要だが、料金発生するためやめておく。
だが、上記申請内容で利用できるようになったため問題ないと思われる。
Claude 3.5 Sonnet 申請時のサポート申請方法
Claude 3.5 Sonnet を利用する場合は別途サポートへ申請する必要があるためその方法についても記載している。