2024年6月26日(日本時間)に発表されたWhat's Newの記事についてまとめた。公式リリース内容を見て記事内容が正しいか確認することをおすすめする。
Amazon Time Sync Service expands microsecond-accurate time to 27 EC2 instance types - AWS
結論
AWS の Amazon Time Sync Service がさらに進化し、より正確な時刻同期が可能になった。新たに対応した EC2 インスタンスタイプでは、マイクロ秒単位で UTC との時刻同期が可能となり、アプリケーションの高速化や分散アーキテクチャの実現に役立つ。
内容
対象サービスの概要
Amazon Time Sync Service は、AWS のインフラストラクチャに組み込まれた時刻同期サービス。GPS 同期クロックを使って、EC2 インスタンス上の時刻をマイクロ秒単位で UTC と同期できる
主な変更点
- 新たに 27 種類の EC2 インスタンスタイプで、マイクロ秒単位の時刻同期が可能に
- 対応インスタンスには C7gd、M7gd、R7gd などが含まれる
- 既存ユーザーは特別な設定変更なしで、自動的に精度向上を享受できる
今回の変更で嬉しいこと
- アプリケーションの時系列イベントの整理が容易になる
- 1 方向ネットワーク遅延の測定が可能
- 分散アプリケーションの処理速度向上
- リージョン間の連携がしやすくなる
- 時計精度の監視が簡単になる
まとめ
AWS の Amazon Time Sync Service は、マイクロ秒単位の高精度時刻同期を実現し、分散システムの構築や高速化に貢献する。新たに対応したインスタンスタイプにより、多くのユーザーがこの恩恵を受けられるようになった。時刻同期の重要性が高まる中、本サービスの活用は AWS ユーザーにとって大きな意味を持つ。
ネタ(会話でWhat's Newを理解しよう)
おぉ、AWSのタイムサービスが進化してるんやね。どないなっとるんや?
ほな説明するわ。AWSのタイムサービスが、新しい27種類のEC2インスタンスタイプで、UTCとマイクロ秒単位で同期するようになったんや。
へぇ~、そないに精度高いんかい。どないな使い道があるんや?
ええ、これによってアプリのイベントの順序付けや、ネットワークの遅延測定、分散アプリの処理速度向上などができるようになるんや。しかも、VPC設定を変更せんでも使えるようになったみたいやで。
なるほど、めっちゃ便利やん。どこで使えるようになったんや?
今のところ、バージニア北部と東京リージョンの一部のインスタンスタイプで使えるようになっとるらしいわ。でも、今後他のリージョンにも拡大していくみたいやで。
ほな、すぐに使えるようになるんやな。めっちゃ便利やから、早速設定してみたいわ!