2024年6月12日(日本時間)に発表されたWhat's Newの記事についてまとめた。公式リリース内容を見て記事内容が正しいか確認することをおすすめする。
Amazon SES now provides custom values in the Feedback-ID header - AWS
結論
AWSのSimple Email Service(SES)に新しい機能が追加された。メール送信時のFeedback-IDヘッダーに、ユーザーが任意の値を設定できるようになった。これにより、メールの配信性能を詳細に把握できるようになり、トラブルシューティングが容易になる。
内容
対象サービスの概要
AWSのSimple Email Service(SES)は、メール送信サービスである。SESを使うことで、アプリケーションからメールを簡単に送信できる。
主な変更点
今回の変更点は以下の通り。
- SESが自動生成していたFeedback-IDヘッダーに、ユーザーが任意の値を設定できるようになった
- ユーザーは"ses:feedback-id-a"と"ses:feedback-id-b"の2つのタグ値を指定できる
- これらのタグ値がFeedback-IDヘッダーの最初と2番目のフィールドに設定される
今回の変更で嬉しいこと
この変更により、以下のようなメリットがある。
- メールの配信性能(クレーム率など)を、送信者の識別子やキャンペーンIDなどの観点から詳細に把握できる
- 配信性能の問題を診断する際のトラブルシューティングが容易になる
まとめ
AWSのSESに新機能が追加され、メール送信時のFeedback-IDヘッダーにユーザー任意の値を設定できるようになった。これにより、メールの配信性能を詳細に把握でき、トラブルシューティングが容易になる。SESを利用しているユーザーにとって、大変有益な変更と言えるだろう。
ネタ(会話でWhat's Newを理解しよう)
あのー、AWSのSESで新しい機能が追加されたみたいですけど、どういうことなんですか?
ほぉ~、そうなんや。SESでは今回、Feedback-IDってヘッダーの設定を細かく管理できるようになったみたいやな。
Feedback-IDって何やねん?そんなん聞いたことないで。
Feedback-IDは、SESで送信したメールの配信状況を確認するためのIDなんや。メールの受信者からクレームが来たりした時に、このIDを使って原因を特定しやすくなるんや。
なるほど~、そういうことか。で、今回の新機能ってどんなことができるようになったんですか?
以前はSESが勝手にFeedback-IDを生成していたんやけど、今回から自分で2つまでカスタムの値を設定できるようになったんや。例えば送信者のIDとかキャンペーンIDなどを入れられるようになったから、配信状況の分析がより細かくできるようになったみたいや。
なるほど、めっちゃ便利やん!これで配信の問題を早く見つけられるようになるんですね。